クリスマスの大雪           2010年12月31日  小堺 高志

 

今の時期、エルエーに雨が降ると大概マンモスは雪である。

南カリフォルニアでは雨が降っても1-2日で止むのが常である。しかしクリスマスの連休前、6日間も雨が降り続けている。こんな気象は私がここに住みはじめて以来 始めての事である。今マンモスは大変な大雪に襲われている。

 

6日間休みなく雪が降り続け、一週間少しで4メートル位の雪が積もった。マンモスからは駐車場の雪を除雪するのが追いつかなくて車が埋まったままだとか。メキシカンを5人雇って埋まった車を掘り出したとか、車が埋まったままなのでレンタカーして帰ったとか、嘘の様な話が伝わってくる。

我々はクリスマス連休の水曜からマンモスに行こうとしていたが、この知らせに一日様子を見ることにした。木曜には雪も止み時たま晴れ間が見えるはずで、夕方までには除雪も進むと思われる。

 

木曜の昼、原ちゃんが少し遅れて到着し、午後1時8分、佐野さんの所を出発。菊池さん(伸ちゃん)は明日現地で合流することになっている。

 

佐野さんがシャモニー(コンド)のマネージャーと電話で話し、今日の晴れ間にやっと駐車場の除雪が進みスペースができるが、スペースに限りがあり早い者勝ちだといわれたそうで、昼ごはんを食べずにそのままマンモスに向かう。

 

マンモスへの到着予定は6時半ごろであるが、夕食を用意するには中途半端な時間となる。そこで、佐野さんがシャモニーの向かいのレストラン,オーストリア・ホッフのハッピーアワーが7時まであり、それが凄く良いと言う。ハッピーアワーとはレストランやバーで夕方の早い時間、たとえば夕方4時から7時までに来店すればその間にオーダーしたドリンクは半額とかで買える時間限定のサービスである。大概、無料で食べられるオードブル・つまみの類が供される。

 

それではと、ハッピーアワーに間に合うようにマンモスに着いて半額のドリンクと夕飯の代わりにもなる無料のつまみを楽しもうと、少し先を急ぐことにした。早く着けば駐車場もあり、車を停めて、そのまま向かいにあるオースリア・ホッフに駆け込める。何時もは80マイル以上に合わせないクルーザーを85マイルに合わせた。これで6時15分くらいには車を駐車してハッピーアワーに間に合うはずである。

 

しかし、そうは問屋が卸さなかった。ロンパインで向かいから来たパトカーがすれ違ってすぐにUターンして来て停められてしまった。2年ぶりくらいでスピード違反のチケットをもらった。制限速度65マイルであるが普通80マイルまで停められる事はない。今回私は83マイルで止められて、おまけをしてもらい10マイルオーバーの違反チケットを切られた。どうやらクリスマスシーズンはポリスにとっても掻き入れ時のようだ。

 

ビショップでマーケットに寄って飲み物を買い足す。原ちゃんがワイン10本ビール30缶、スミノフのカクテル12本を買ってくれる。「多いんじゃない?」と言う私に「3日あるから、このくらいは必要でしょう」と原ちゃんが言う。私もワイン1本、日本酒の4合瓶2本、佐野さんもシャンペン1本もってきている、菊地さん(伸ちゃん)もなにか持ってくるだろうし、シャモニーの冷蔵庫にもビールがかなり残っているはずである。

足らないよりはあった方がいいというのが原ちゃんの理論であり、それは飲んべえ全員大賛成である。

 

ビショップを過ぎると道路上に雪が現れる。

これまでに雪道の運転はかなりの経験値を積んでいる。私の判断では今日一日でかなり道路の除雪が進み、シャモニーへの緩い坂道もチェーン無しで登れて、駐車場まではいけるはずである。問題は駐車場の雪がどのくらい処理されているかである。なにせ一週間で4メートルの大雪をマンモスでは聞いたことも見たことがない。行ってみないと判らないのである。

 

予想どおり、シャモニーの駐車場まではチェーンを履かずに無事に着いた。駐車場の所々に処理できないで雪の山が出来ているが、車は少なく、私の車を停める場所はあった。意外と空いているのは、大雪のニュースにマンモスに来る人は少なかったのであろうか?それとも一日のリフト代92ドルが客足を鈍らせているのだろうか?

 

時間は午後6時半を回っている。ハッピーアワーに行く時間はなかった。急いで荷物を降ろして、予定外の夕食の準備をすることになる。その間に原ちゃんがワインを開ける。何時もは真夜中に着くのに今日はタップリの時間とワインがある。それから夜中まで5時間ほど飲んで、気づけばワインが初日にして4本空いていた。



ほぼ一週間ぶりの青空,   マンモスに向かう395号線、   シャモニーの駐車場に出来た雪の山
 

翌日、朝起きて朝ごはんを食べ、スキー場に向かう。出かける時になって佐野さんがゴーグルがないと言っている。それはロッカーに入ったスキー靴の中から見つかり、遅れて来ると言う原ちゃんを残し、佐野さんとキャニオン ロッジに向かう。

目の前を行く佐野さんがスキー板を担いでいない。「佐野さん、冗談だよね?」あ、いけない、これは書いたらぶん殴ると脅されていました。だからこれ以上は書かない。スキーを持たずにスキーに行くスキーヤーはいないから、私が気づくかどうかを試した冗談らしいです。

キャニオンロッジに向かう道すがら、車を雪の中から堀だしている人が居る。周りを見るとよくも一週間でこれだけ雪が積もったものだと改めて思う雪の量である。



シャモニーの部屋の前の駐車場 とゲレンデに向かう途中で見た車を掘り出している現場
 

キャニオンロッジのリフトラインは思いのほか短い。この前、来た時からゲレンデの雪は大量に増え、リフト上から見るゲレンデは何処を滑っても良いコンデションに見える。5番で足慣らしをする。グルームされている所は申し分ない。グルームしていないところはまだ深い雪が残っている。昨日一日の好天で、雪はいくぶん重いがコンデションは最高に近い。しかし私は運動不足の上に、二日酔いである。佐野さんいわく、昨夜、私がひとりでワイン2本は飲んでいると言う。そんなはずはないが、スピード違反のチケットをもらい、ハッピーアワーに間に合わず、久しぶりに昨夜はかなり飲んだ気がする。

 

午前中、珍しく張り切る佐野さんに引っ張られ、二日酔いながら頑張って滑る私であった。裏側の14番に下りると普段は雪が付いていないところまで滑れる。

昼休みの後、フェースリフトの上から原ちゃんを見つけ、すぐに戻るがすでに姿はなかった。そのままゴンドラで山頂に行くと前回まだ6mほど出ていた山頂のポールが人の背丈ほどに雪に埋まっている。尾根伝いに急斜面デービスランの下り口へ向かう。ここは高度が高く温度が低く保たれ、軽いパウダースノーが残っている。足応えのあるしっかりとした新雪で斜面の上部は気持ち良く滑られた。

 


5番リフトからレーククラウド方面、スタンピーの乗り口にあるミルカフェの前で

23番リフト、 まだ新雪の残る斜面、裏の14番に下りようとしている佐野さん14番リフトから

25番リフトの方へ降り、8番にある何時もの瘤斜面、レッドウイングを滑る。程よい瘤が出来ている。一気に攻めの滑りをすると初日の疲れで
,心臓はバクバクそのままコースの端にいって、雪の上に横になって休んで佐野さんを待つ。モーグルはやっぱり体力を使う。

 

佐野さんが追いついたので起き上がろうとすると、突いたポールが深く埋まって立ち上がれない。手で雪面を押して起きようとしても埋まってしまう、ポールを2本揃えてその上に手をついて、やっと起き上がることが出来た。先に下りた佐野さんが下で待っていた原ちゃんに、すでに私がレッドウイングで転んでいたと報告していた。あれは転んだのではない。わざとゲレンデの一番端にいって、雪の上に倒れ込んで休んでいたのである。



ウエストボールの瘤斜面、ゴンドラの山頂到着駅にある展望台からの風景、ここを右から回り込み尾根沿いにいくとデェービスランに行く


すっかり埋まった山頂の標識ポール、 ディービスランの佐野さん。深い雪でポールが埋まる、雪のなかは綺麗な水色

 

シャモニーに帰って夕食の用意をする合間に、ビールを持ってジャグジーにはいる。ビールを飲みながら浸かるジャグジーは温泉気分でリラックスして癒しの時間である。

今日の夕食メニューは米なすの豚肉味噌炒め、餃子、サラダ、そして味噌汁である。今回はあまりクリスマスらしいメニューはない。しかし飲み物は浴びるほどある。

5時半に伸ちゃんが遠く国境の街、エルセントロから8時間かけてワイン2本と共に到着。

6時半に食事を始める。今夜は先月日本から持ってきた秘蔵の日本酒がある。ロンドンで開かれた国際ワイン品評会の醸造酒部門でゴールドメダルを取った日本酒である。私の地元、高田の近く、糸魚川の渡辺酒造が作ったお酒、「nechi」で、友人に頼んで買っておいてもらったお酒である。外見はワインのようなラベルが付き、ワインのように製造年のラベルも貼られている。

 

冷やされたお酒を口に含んでみると、いくぶん甘口の軽やかな麹の香りと風味が口の中いっぱいに広がる。日本酒は英語ではライスワインとも言うが西洋のワインに負けない長い歴史と伝統の製造技術のあるお酒である。日本酒の最高峰はワインに劣らないが、ワインほど世界では飲まれていないし製造元もほとんど日本国内に限られ、(ちなみにカリフォルニアでもお米がとれ、日本酒が作られています)なかなか世界的な品評会で評価される事はすくない。これのnechiはまろやかな味わい深い、日本酒で この製造元の渡辺酒造は幾つもの世界的な品評会で賞を取っている蔵元であった。



まだ粉雪の残る25番斜面、  雪に埋まった駐車場からシャモニーの入り口



ワインのようなボトルに入った日本酒 nechi
 

12月25日クリスマスの朝、外は曇っている。朝食の焼きそばを食べて昨日より早くゲレンデに出ると青空が出てきた。今日は原ちゃんも朝から一緒に出て、久しぶりに4人揃って朝のリフトに乗る。腰の悪い原ちゃんを気遣い、一発目はなだらかなローラーコーストを行く。雪質は昨日の日中の暖かさでかなり雪質が締まってしまったが、まだ滑り易いコンデションである。

5番リフトから佐野さんのリクエストでアッパークリークを降りる。ここは普段、狭い谷になって瘤の多い斜面であるが、今回の大雪で谷が埋まり広くて滑り易い斜面になっている。上のほうの雪は、ほど良いふかふか感のある粉雪で気持ちよくターン出来る。



一人シャトルでキャニオンロッジに向かう原ちゃん、歩いて行く我々より早く着いていた。今期から新しい曇り止めのファンが付いているゴーグル 

その後、中腹にあるマコイステーションに向かう原ちゃんと佐野さんを置いて昨夜着いた伸ちゃんと5番リフトの下を滑る。雪がいいとグルームされていない斜面が面白い。昨日の午前中は二日酔いで調子が悪かった私は、今日は絶好調である。調子に乗ってスピードを出して滑っていたら、柔らかい雪質の所々に風で飛ばされ堅い雪が隠れているところがあり、足がもつれて転んでしまった。これは言い訳の出来ない転倒である。

 

昨日滑っていない元気な伸ちゃんを午前中いっぱい休みなく引っ張り回す。休み無しで11時半まで滑って、「マッコイで昼休みの時間ですね」と伸ちゃんもお疲れのようだ。マッコイに行くと佐野さん、原ちゃんの他に羽鳥さんの親子が同席していた。嘉藤さんとだいぶ前にとマンモスで出会い、斉藤さんの事も良くご存知であった。一緒に居た息子さんは今年からアメリカのスキーのメッカ、コロラド州立大学の大学生で、今期すでに20日間滑ったというスキーヤーであった。

 

昼休みの間に風が強くなり、雲ってきた。昼休みの後、羽鳥親子と数本滑る。息子さんはフリースタイルのスキーでファッションはどう見てもスノーボーダーの服装であるが、若い人には珍しくスキーの方が面白いのだそうだ。

 

5番リフトの上で二人と別れ、25番に下りる。今日もレッドウイングが良い感じの瘤になっている。今日は一回閉めたら8ドルのキャニオンロッジのスキーロッカーは使わず、スキーをシャモニーに持って帰った。


リフトから見るホワイトマウンテンが綺麗.アッパ−ドライクリークが埋まって広く滑り易くなっている

羽鳥さん親子、とマンボを滑る 

クリスマスの夕食はシャンパンを開けて乾杯。

初日の酔っ払いレースを制した私は、2日目、3日目は抑えている。今日はスキーから帰った早い時間から佐野さんがジントニックのカクテルで第一コーナーを飛ばして来た。そのまま今日は佐野さんの逃げ切りかと思えた酔っ払い争いは、食後、原ちゃんがワインで強烈な追い込みにはいる。

伸ちゃんが持ってきたDVDを皆で観ているとワインを飲んだ酔っ払い原ちゃんが五月蝿くなってきた。そろそろ、ぶっちぎり状態である。

 

聖なる夜に酔っ払った原ちゃんは寒いのに頻繁にベランダにタバコを吸いに出る、「うるさいから引き戸をロックしちゃいなよ。明日の朝には静かになっているでしょう」などという物騒な意見もあったが、今日は聖なるクリスマスである。

外には雪が降り出した、まさに辺りを真っ白にするホワイトクリスマスである。

外は深々と冷え、雪は深々と降り続く。


シャンペンでクリスマスの乾杯、寒いベランダでタバコを吸う酔っ払い。聖なる夜に雪が降り始めた。ホワイトクリスマス。

 

日曜の朝、外を見ると昨夜の雪が上がり、雲間から青空が見えている。しかし、時たま突風が吹き、雪を巻き上げ寒そうである。外に出たら10cmくらいの新雪が積もっていた。夜間に雪がふり、朝晴れるのはめったにない理想のスキーコンデションである。

朝から張り切って「8時半に出るよ」と私が言っても反応がない。昨日あんなに元気だった原ちゃんも今朝は二日酔いか?普段から酔った素振りを見せない伸ちゃんも昨夜は相当飲んでいたはずである。「私は9時半ごろ出るから、先に行って」と佐野さんが言う。伸ちゃんもそうすると言う。ブルータス、じゃないが「伸ちゃん、お前もか!」である。佐野、原の両人に影響させ最近伸ちゃんも若さがない。そのくせ皆さん、若い人に負けないくらいよく飲むから、「スキーに来ているのか、飲みに来ているのか、それが問題だ!」

 

この好条件の揃った新雪を滑らなければスキーヤーでないと、私だけゲレンデに向かう。風があるが雪のコンデションは最高。ゲレンデの風に雪が飛ばされていない所は15CMくらいの深さの新雪に覆われている。

風が強く、16番のキャニオンロッジエクスプレスのリフトが動いていない。しょうがなく8番に乗るが、これが大当たり。リフトの下を雪煙を上げながらスノーボーダーが下りてくる。

まだ荒らされていない雪面がリフトの下にある。オープンしたばかりで今は誰もが少しでも荒らされていない雪面を探している状態である。何処を滑るか迷うところであるが、一本目はメインのコースでないリフト右側の谷の方へ下りるコースを選ぶ。上の方はフカフカの雪があり、雪の上にスキーが浮く感触を足の下に感じながら気持ちよく滑る。この感触で滑りたいが為に新雪を待っていたのである。




クリスマスの夜の積雪で埋まった私の車。風はあるがすがすがしい朝キャニオンロッジへ一人で向かう。   8番リフトの真下を雪に埋まりながら下りて来るスキーヤー

雪煙に埋まったボーダー、転んでいるのではない。新雪がいっぱい残る斜面を滑る。思わず声が出る
 

キャニオンロッジに戻ってもまだ16番リフトが動いていないので先に進むためスクールヤード、ローラコーストの初心者コースのリフトを乗り継いでいく。一本ローラコーストを滑りローストインウッドでスタンピーに向かう。

 

ローストインウッドはコースの端にまだ荒らされていない雪がたくさん残っている。なるべく自分のシュプールを残される荒らされていない雪面を選びながらスタンピーのリフト乗り場へ下りる。今日はこの風と昨夜降った雪の雪崩コントロールの大砲の音が響いており上部はまだ開いていない。

しかし、高度のないスタンピーのリフトもまだ準備中で動いていなかったのは予想外であった。

 

少し元に戻る格好になるがゴールドラッシュで5番斜面の横に上がる。そこから皆と逆の左手にトラバスして16番リフト降り口を眼下に見る急斜面に出る。深い雪の積もった急斜面を滑り降りると、5番が開いて丁度スキーヤーを乗せ始めたところであった。5番リフトに乗り、本当はアッパークリークに入りたいがまだ進入禁止のロープが張られている。5番リフト下の深雪は深かった。上下動でリズムを作って雪に乗る。さらにそのまま下りないでアッパークリークの先にトラバスして行き、なるべく新雪の残るところを目指す。下からチェックしていたあまり荒らされていない斜面を見つけ、5番リフトの乗り場へ下り、再びスタンピーへと下りていく。途中、キャットが雪面をグルームしている直後を付けて滑る。キャットが慣らして柔らかく平らにしてくれた痕の滑り易いこと。



スタンピーに向かうがまだ開いていないのでゴールドラッシュで戻る。ゴールドラッシュから皆5番の荒らされていない斜面にトラバスしてくる。

キャニオンエックスプレスのリフト乗り場に下りる急斜面は深い雪だった。
 

先ほど開いていなかったスタンピーの大斜面がオープンしている。マンボ2本、スタンピーを2本それぞれ滑り、大満足のスキーができた。佐野さんたちが滑っているのなら会いそうなものだが、姿を見かけない。来ていないのかも知れないと想いながら5番の裏から8番方面に回り込みレッドウイングの瘤を滑る。滑り応えのある瘤斜面でのショート-ターンは斜面を征服した満足感がもてる。モーグルを滑っても今日は昨日ほど疲れない。

 

最後にもう一回16番リフトであがり。アクトを下り、11時30分に上がってシャモニーに戻る。駐車場に行くと普段着の佐野さんが私の車の上に積もった雪を落としてくれている。やっぱり、こんなに良いコンデションなのに今日は私以外は全員滑らなかったという。伸ちゃんはすでに少し前に帰ったというし、どうも最近、このメンバーは老人会の集まりみたいである。



ロスとインウッド。            アッパードライクリークを望む。                          5番リフトの正面

アッパードライクリークの下部をトラバスしてほとんど手付かずの斜面へ。        やっとオープンしたスタンピーとがらがらのリフト乗り場にて。 

斉藤(健)さんや、嘉藤さんのようにとことん付き合ってくれるスキーヤーが居ないと私は一人で滑る事になる。しかし今日などは自分のペースで新雪を探し歩けたので反ってよかったかもしれない。伸ちゃんは一日滑っただけで帰ってしまったが、一番若い彼にもう少し気合入れて頑張って欲しいところである。

 

クリスマスの翌日からアメリカ東部は猛吹雪に襲われ空の便の欠航やさまざまな被害が出ている。地球の温暖化とはその温度上昇により空中の湿度が増え、その水分が大雨、大雪として地表に落ちてくる現象でもある。これからももっといろんな異常気象現象が起きるはずである。

 

スキーヤーにとり雪が降るのは嬉しいが、12月のマンモスの積雪はすでに記録破りで、この異常気象は恵みの雨には多すぎ、返っていろんな被害をもたらす事になる。これはまさに地球の涙である事を忘れてはならない。



雪山を離れ、また日常へと戻る道。今年もたくさんの楽しい想い出を有難う。

謹賀新年。皆さん、いい年をお迎えください。
 



ホームに戻る